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ファームウェア 3.80

DELA N1 のファームウェア 「3.80」  が 5 月 17 日に公開になりました。
「2.30」以来の、メディアサーバー機能のアップデート(Twonky Server 8.5。3.73B の 「8」より新しい版です)を含み、基本機能の見直しにより、サーバーとしてのファイル配信・プレーヤーとしての USB-DAC 再生など全体的な動作品質改善を図りました。

更新内容は下記の通りです。

WAV の ID3 タグに対応

従来、WAVは標準の LIST/INFO タグにのみ対応していましたが、今回 ID3 タグに対応し、FLAC 同様に「ディスク番号」「アルバムアーティスト」などを認識するようになりました。

 

CDリッピング機能ではWAVにもID3タグを入れています。WAVに設定することで無圧縮FLACより速く、同等のファイルをリッピングすることができます。

※WAVのIDタグは標準ではないため、他の機種へ書き出される場合はご留意ください。

 

また、従来カバーアートが認識できなかった一部のFLACファイルからもカバーを抽出可能になりました。

新しいナビゲーションツリー

2014年、DELA が初めて提供した「フォーマット」ツリー。Twonky 8.5で標準化され、ビット深度も含めて自動分類されるようになりました(WAV/FLAC/DSDのみ)。

 

「年」が「年代」となり、10年単位でアルバムを選択できます。「70年代ロック」「80年代ポップス」など、ジャンルと組み合わせた選び方もできる他、従来通り単年でも選択できます。

 

大量の楽曲をお持ちの方におすすめの「インデックス」機能。今回「作曲者インデックス」も追加されました。ご不要な方は「インデックスなし」をメニューで選択できます。

ディスプレイ消灯モード

ディスプレイデバイスの影響を排す「ディスプレイ消灯モード」を刷新。消灯モード時の内部処理をさらに削減し、再生・配信への影響をこれまで以上に低減しました。

ディスプレイ消灯モードへは、ホーム画面で「戻る」キーを長押しすることで移行する他、「ディスプレイ」メニューで設定することで起動と同時に消灯させることもできます。

※消灯中にUSBメモリやCDを挿入しても消灯解除しませんので、操作される場合は解除してから行ってください。いずれかのボタン押下で解除になります。


曲名のテロップ表示の改善

ディスプレイ点灯時においても、これまでよりスムーズにテロップ表示されるよう処理を見直しました。

 

3.71B/73Bでは未対応だった「ネットワーク配信時のテロップ表示」にも再度対応しています。

 

3.71B/73B での新機能も搭載

3.71B/73B での新機能「楽曲の重複排除」「(モード1)プレイリストの保存」にも対応しています。

 

インターネットラジオ機能はサポート対象外となりましたが、新たな通信方式にも対応したほか、テロップ表示でURLではなくプレイリスト名を表示できるように改善しました。

ダウンロード
OTTAVA 受信用プレイリスト
OTTAVA.m3u
テキスト文書 41 Bytes
ダウンロード
鎌倉FM 受信用プレイリスト
鎌倉FM.m3u
テキスト文書 85 Bytes
ダウンロード
LINN radio 受信用プレイリスト
LINN radio.m3u
テキスト文書 101 Bytes

新ディスクフォーマットの採用

内蔵ディスクのフォーマットに新方式を採用しました。新方式で内蔵ディスクを初期化することで、読出速度の改善、書込処理の堅牢化(書込速度は遅くなり、使用可能領域も若干減ります)を図ります。
※従来のディスクもそのまま扱えます。新フォーマットをご使用される場合は、楽曲をバックアップしてから、内蔵ディスクを初期化し(従来より時間がかかります)、完了後に楽曲をバックアップから復元します。なお、3.80で内蔵ディスクを初期化すると、3.80未満へのダウングレードはできません。

その他

  • 拡張ディスク使用時、拡張ディスク内の楽曲データベースは、本体でなく拡張ディスク内に作成されるようになりました。拡張ディスクへの書き込みが発生するため、取り外し時には N1 側の電源を切るか、「ファイル共有機能」「ファイル配信機能」の双方を停止することをおすすめします。
  • MacOS でフォーマットした大容量ディスクを接続した場合に、先頭の小さな領域のみ誤認してしまっていたのを改善しました。
  • その他、USBでのアップデート時の挙動、電源断時の挙動などの改良も含んでいます。