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DELA E100を Pioneer N-70AE に接続する

USB 接続ハードディスクドライブ「DELA E100」は、N1 シリーズや PC/Mac だけでなく、オーディオ機器に接続してご使用いただける場合もあります。今回は一例として、 Pioneer ブランドのネットワークプレーヤー「N-70AE」に E100 を接続して使用した例をご紹介します。

N-70AE は大容量ハードディスクに対応しており、接続することでファイルの再生だけでなく、ファイルの書き込みや e-onkyo music からの自動ダウンロード機能も使用することができます。

◆接続と設定


接続について

N-70AE にはフロントとリアに USB TYPE A 端子があります。フロントは「再生専用」ですので、今回はリアの端子に E100 を付属の USB ケーブルで接続しました。

設定

ご購入直後の E100 はそのままでは N-70AE で使用いただけませんので、接続・電源投入後、N-70AE のリモコンで設定の操作が必要になります(N-70AE 取扱説明書23ページ)

設定画面でストレージのフォーマットを選択することで、接続された E100 を N-70AE 用に初期化することができます。

 

 

初期化完了後は 3TB の容量をすべて N−70AE で使用することができますが、初期化後も一定時間は書き込みが行われます(E100 の右側アクセスLEDが赤く点灯します) 。 時間が経つと書き込みは終了し青点灯に変わります。


◆楽曲ファイルの導入と再生


N-70AEの「NAS」機能

N-70AE を「スタンバイモード」にすると、ネットワークから「NAS」として PC や Mac からアクセスできるようになりました。

※上記取扱説明書通りネットワークスタンバイモードを「オン(USB Power)」にしておきます。

ネットワーク越しにファイルの追加や削除ができますので、お手元のコレクションを E100 に追加していくことができます。

ただし、N-70AE の電源を入れると、NAS としては見えなくなりますのでご注意ください。

 

また、逆に「スタンバイモード」であっても E100 へのアクセスはありえますので、E100 を取り外される場合は、N-70AE の電源を完全にオフにして行っていただくことをおすすめします。

ネットワークなしでの使用

音源が一度 E100 に格納されれば、N-70AE+E100 だけで、ルーターやネットワークは「無し」でもハードディスクプレーヤー的に再生をお楽しみいただくことができます。N-70AE は画面やリモコンが使えますので、楽曲ファイルを見ながらリモコンでの曲選択や再生ができます。再生時には画面にタイトルやカバーアートが表示されます。DSD256(11.3MHz)の楽曲も問題なく再生できました。

アプリからの再生

E100 を接続した状態でも、もちろん「ネットワークプレーヤー」として選曲アプリで操作して再生することも可能です。

◆ストレージ機能が充実したプレーヤー向けの新たな選択肢として


すべてのネットワークプレーヤーに「N1A/2」はおすすめですが、N-70AE のような、USB ハードディスク接続機能が充実したモデルの場合は、E100 からスタートすることでも、PC レスでのファイル再生をすぐにお楽しみいただくことができます。

 

※今回の接続検証を踏まえ、E100 の動作確認リストに N-70AE を追加しました。ご使用になる場合は、上記及びN-70AEの取扱説明書もぜひご覧ください。